けど、便利な時代になったものですね。しみじみ感じます。
2018年3月25日日曜日
【自著紹介】継続としての日本古代史
先日、アップロードした自作の本、いろいろ調べてみると、製本直送さんなら製本してそのままに発売できるらしい。面白いので、発売してみます。価格はちょっと高くなってしまいますが、読みやすいB5版・全ページカラーで作成してみました。下のボタンをポチると発注ページに飛びます。
けど、便利な時代になったものですね。しみじみ感じます。
けど、便利な時代になったものですね。しみじみ感じます。
2018年2月24日土曜日
【第十八回】上司は部下の手柄を奪え、部下は上司にゴマをすれ【その他】
今回取り上げたいのは、なんとも挑発的な題名の本書。内容的には、いかに穏便に会社にしがみつくか、という身も蓋もない内容である。が、これが意外や意外、これが読んでみると中々にリアリストであり、鋭い観察がある。
青雲の志や情熱、はたまたは一個人としての大きな野望や欲望を持って仕事に取り組んでいる若い人には、決して積極的に読んでもらいたいと思う内容ではないが、会社での仕事や人間関係に愛想が尽きそうなところで、何となく仕事をやっている、というような中途半端な気持ちで毎日を過ごしている人には、ピッタリの内容ではないだろうか。ある意味の諦観と「サラリーマン人生」への賛歌がここにはある。それは、ある意味、非常に日本臭くて、昭和臭い内容であるが、そこには、人情味があるという点も否定はし難い事実なんだろうなと感じる。一方でこれは、会社という組織におけるリアリスズムというよりは、自分という存在へのシニシズム・冷笑主義なのかもしれない。
私自身としては、読んでいるうちにこれはそうだなぁと苦笑するところ、こういう視点もあるだという新鮮な点、そして、これはちょっとなという、まだ若い気持ちからの反発を覚える点もあった。社員持株会は、社員としての税金のようなもので必ず入るべきだ、というころなんていうのは、まさに同意はできかねない点だ。私の考えでは時間という大いなる資産を会社に預けている以上、金銭的なものまで会社に預けるというのはどうにも抵抗がある。会社に居残ることを一つは人生を良くする一つの手段として見ることは同意であるが、会社の方が私より長生きである保証、会社が倒産してしてしまわない保証なんてどこにもないのではないだろうか。万一会社が倒産すれば、仕事と収入と資産を一気に失ってしまう。自分の能力や将来に悲観して、自力で会社をよくしようとする気持ちを失って、その後に、それでも如何に会社に居残るか、即ち、お金を引っ張るかというノウハウを伝える本が主張する現実主義の割には、少し矛盾していないだろうか。
ちょっと長くなってしまいましたが、今の会社に望みを失いかけている人こそ読んで見るべき点がある、隠れた(失礼!)名著だと思います。
青雲の志や情熱、はたまたは一個人としての大きな野望や欲望を持って仕事に取り組んでいる若い人には、決して積極的に読んでもらいたいと思う内容ではないが、会社での仕事や人間関係に愛想が尽きそうなところで、何となく仕事をやっている、というような中途半端な気持ちで毎日を過ごしている人には、ピッタリの内容ではないだろうか。ある意味の諦観と「サラリーマン人生」への賛歌がここにはある。それは、ある意味、非常に日本臭くて、昭和臭い内容であるが、そこには、人情味があるという点も否定はし難い事実なんだろうなと感じる。一方でこれは、会社という組織におけるリアリスズムというよりは、自分という存在へのシニシズム・冷笑主義なのかもしれない。
私自身としては、読んでいるうちにこれはそうだなぁと苦笑するところ、こういう視点もあるだという新鮮な点、そして、これはちょっとなという、まだ若い気持ちからの反発を覚える点もあった。社員持株会は、社員としての税金のようなもので必ず入るべきだ、というころなんていうのは、まさに同意はできかねない点だ。私の考えでは時間という大いなる資産を会社に預けている以上、金銭的なものまで会社に預けるというのはどうにも抵抗がある。会社に居残ることを一つは人生を良くする一つの手段として見ることは同意であるが、会社の方が私より長生きである保証、会社が倒産してしてしまわない保証なんてどこにもないのではないだろうか。万一会社が倒産すれば、仕事と収入と資産を一気に失ってしまう。自分の能力や将来に悲観して、自力で会社をよくしようとする気持ちを失って、その後に、それでも如何に会社に居残るか、即ち、お金を引っ張るかというノウハウを伝える本が主張する現実主義の割には、少し矛盾していないだろうか。
ちょっと長くなってしまいましたが、今の会社に望みを失いかけている人こそ読んで見るべき点がある、隠れた(失礼!)名著だと思います。
2018年2月10日土曜日
【自著紹介】iPad Pro 12.9inch と 論文の冊子
かねてから執筆していた論文を表紙をつけて冊子にしてみました!
記念にアップしておきましょう。その名も「継続としての日本古代史」です!
まぁ、ドップリ邪馬台国という感じの内容ですね。論文内容はおいおい触れることもあるでしょうが、今回、この冊子を作成するにあたっては、iPad Proの 12.9 inchが大活躍してくれました!
論文自体はもともとWordベースで執筆していて、それをPDFに直して、iPadでいろいろと校正をかけたりした感じです。今回活用したのは、下記の二つのアプリです。
1. Good notes
言わずと知れた超有名アプリですね。PDFにペンシルで書き込みするのが楽しくて仕方なかったです。校正後は、スプリットビューで、ワードと右と左にならべて、キーボードで作業しました。このアプリは仕事でも絶賛活躍中です!
2. Canva
デザインセンスゼロでも並べていくだけでなんとなく良い感じのカバーを作ってくれました
iPad は断然12.9inchがいいと思います。本当にノートパソコンを開くことがぐっと減りました。電源から2ステップで仕事メールをチェックできたりするのが素敵です。たまーにノートパソコンを開くと、遅さにびっくりします。バイオの2年ぐらいまえのモデルなのですが、そんなに低スペックともおもいませんが、それでもiPad Proのテキパキ感になれると如何にももっさりしていますね。それに12.9inchなら画面の輝度を落としておけば、相当電源を気にせずに使うことができると思います。今回は通勤の行き帰りなど空いた時間にiPad片手にだいぶんと校正をすることが出来ました!
製本は、PDFさえ用意してしまえば、今はかなり簡単にネットで製本できてしまうのですね。本当にびっくりしました。全然お金がかかってませんね。我ながら素晴らしくコストパフォーマンスの良い趣味だと思います。(ちなみに製本は「製本直送」さんで行いました。製本の依頼自体も全てiPad 12.9inchで完結しました。非推奨ぽかったですが。)
記念にアップしておきましょう。その名も「継続としての日本古代史」です!
まぁ、ドップリ邪馬台国という感じの内容ですね。論文内容はおいおい触れることもあるでしょうが、今回、この冊子を作成するにあたっては、iPad Proの 12.9 inchが大活躍してくれました!
論文自体はもともとWordベースで執筆していて、それをPDFに直して、iPadでいろいろと校正をかけたりした感じです。今回活用したのは、下記の二つのアプリです。
1. Good notes
言わずと知れた超有名アプリですね。PDFにペンシルで書き込みするのが楽しくて仕方なかったです。校正後は、スプリットビューで、ワードと右と左にならべて、キーボードで作業しました。このアプリは仕事でも絶賛活躍中です!
2. Canva
デザインセンスゼロでも並べていくだけでなんとなく良い感じのカバーを作ってくれました
iPad は断然12.9inchがいいと思います。本当にノートパソコンを開くことがぐっと減りました。電源から2ステップで仕事メールをチェックできたりするのが素敵です。たまーにノートパソコンを開くと、遅さにびっくりします。バイオの2年ぐらいまえのモデルなのですが、そんなに低スペックともおもいませんが、それでもiPad Proのテキパキ感になれると如何にももっさりしていますね。それに12.9inchなら画面の輝度を落としておけば、相当電源を気にせずに使うことができると思います。今回は通勤の行き帰りなど空いた時間にiPad片手にだいぶんと校正をすることが出来ました!
製本は、PDFさえ用意してしまえば、今はかなり簡単にネットで製本できてしまうのですね。本当にびっくりしました。全然お金がかかってませんね。我ながら素晴らしくコストパフォーマンスの良い趣味だと思います。(ちなみに製本は「製本直送」さんで行いました。製本の依頼自体も全てiPad 12.9inchで完結しました。非推奨ぽかったですが。)
2018年1月8日月曜日
【第十七回】 親指はなぜ太いのか 【その他】
一つの仮説の書として、なかなかスリリングな本と思います。
もし、本書の通り、「骨猟(ボーン ハンティング)」がホモ・サピエンスへの進化の契機とするなら、なんとなく、我々の食の嗜好にも説明がついてしまう様に思いますね。我々は豚骨や鶏ガラスープが大好きですし、豆腐などのプニプニしたものや、場合によっては少し分解が進んだ肉なんかも大好きです。全部なんか、骨食や屍肉食に通じるところがありますね。ちょっと寒気がしないでもないですが。
さらには、最近流行りの低炭素ダイエット(ロカボ)も同じ流れに位置付けることができます。つまりホモ・サピエンスの食事(ニッチ)としては、穀物食はあくまで副次的なものであって、その副次的なものを主食に据えてしまったから、血糖に問題が出てくるという理解です。
さて、真実のほどは、どうでしょうか?
ともかく、ググってみたらすぐに絶賛に近い書評がズラズラと出てくるほどの本で、それに間違いはないと感じました。非常にスリリングで挑戦的な良心的な仮説の書だとおもいます。
もし、本書の通り、「骨猟(ボーン ハンティング)」がホモ・サピエンスへの進化の契機とするなら、なんとなく、我々の食の嗜好にも説明がついてしまう様に思いますね。我々は豚骨や鶏ガラスープが大好きですし、豆腐などのプニプニしたものや、場合によっては少し分解が進んだ肉なんかも大好きです。全部なんか、骨食や屍肉食に通じるところがありますね。ちょっと寒気がしないでもないですが。
さらには、最近流行りの低炭素ダイエット(ロカボ)も同じ流れに位置付けることができます。つまりホモ・サピエンスの食事(ニッチ)としては、穀物食はあくまで副次的なものであって、その副次的なものを主食に据えてしまったから、血糖に問題が出てくるという理解です。
さて、真実のほどは、どうでしょうか?
ともかく、ググってみたらすぐに絶賛に近い書評がズラズラと出てくるほどの本で、それに間違いはないと感じました。非常にスリリングで挑戦的な良心的な仮説の書だとおもいます。
2018年1月6日土曜日
【第十六回】 日本語の歴史 【日本語】
超久々のアップは「日本語の歴史」です。
すごく網羅的な内容で、まさしく「概説」というところですかね。
大胆な仮説の書ではないのですが、日本語自体が非常にミステリアスな存在ですから、それでもグイグイ引かれるところがあると思います。
ちょっと疑問なのは奈良時代の発音について、本当に手に取るようにわかるもんなんでしょうか?いや、まぁ万葉仮名の使い分けから「い、え、お」には、甲乙二種の母音があって合計8母音だっていうのは分かるんですが、その音を特定はできないんじゃないの、という話です。いま読み返してみると、母音に関しては、この「8母音」意外にも5母音説(今と一緒!)もあるって書いてあるので、結局はやっぱり不可知に属する問題なのでしょうね。
あと、前から読み進めていくと、江戸時代辺りで急に「わかりやすく」なってくる感じも、現代日本語に近づいてきてるんだなって実感できてなんかテンション上がります。
そんなこんなで、読んでて単純に面白い本ですので、おすすめです。
すごく網羅的な内容で、まさしく「概説」というところですかね。
大胆な仮説の書ではないのですが、日本語自体が非常にミステリアスな存在ですから、それでもグイグイ引かれるところがあると思います。
ちょっと疑問なのは奈良時代の発音について、本当に手に取るようにわかるもんなんでしょうか?いや、まぁ万葉仮名の使い分けから「い、え、お」には、甲乙二種の母音があって合計8母音だっていうのは分かるんですが、その音を特定はできないんじゃないの、という話です。いま読み返してみると、母音に関しては、この「8母音」意外にも5母音説(今と一緒!)もあるって書いてあるので、結局はやっぱり不可知に属する問題なのでしょうね。
あと、前から読み進めていくと、江戸時代辺りで急に「わかりやすく」なってくる感じも、現代日本語に近づいてきてるんだなって実感できてなんかテンション上がります。
そんなこんなで、読んでて単純に面白い本ですので、おすすめです。
2017年7月23日日曜日
ネフェルティティ【豆知識の保管庫】
エジプト第18王朝の王妃ネフェルティティ。
日本の教科書にも載っている胸像像が発見され、美人として有名な彼女ですが、実は彼女は、非常におもしろい。面白いというのは、謎が多いという意味です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3
彼女は、一種の宗教改革、太陽神アテン神の一神教を始めようとしたアクエンアテンの妻であり、またもっとも有名なファラオであるツタンカーメンの義母でもある。
謎というのは、アクエンアテンの次の王、ツタンカーメンの前の王はスメンクカーラー王ということになっているだが、どうもこのスメンクカーラー王が、どうもネフェルティティが王としての即位した際の名前であるらしい仮説があるからだ。
王家の谷のKV55と呼ばれる墓については、従来、このスメンクカーラー王のものでないかと言われていた。その男性のミイラのわりには、左手のみを胸にあてる格好をしており、当初は女性のもとの思われたほどで、各種の壁画等から女性的な描写が目立つスメンクカーラー王のものではないと推測されていたのだが、2010年のDNA鑑定の結果、このKV55の墓の主こそ、ツタンカーメンの父、アクエンアテン、その人であることが証明されたからである。
これは言い換えると、KV55は、スメンクカーラー王の墓ではなかったことが分かったのである。これによって、スメンクカーラーがネフェルティティの王としての即位名であるという説が俄かに説得力を増したのである。
そして英国人考古学者ニコラス・リーブス氏によると、ツタンカーメンの墓 KV62 の壁画の奥に、スメンクカーラー=ネフェルティティの墓が隠されているのでないかとの仮説があるのである。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/122200055/
その壁画(下)は、場面としては、エジプトにて埋葬のために行われるミイラの口開けの儀式の図と言われてる。時代の王が、先代の王が死後の世界にて自身の行いを釈明できるようにそのミイラの口を開けておくそうだ。従来右から2番目の死後埋葬される人物がツタンカーメン、その口をあけようとしている右の人物が次代の王アイと考えられてきたのであるが、実はアイは、アクエンアテンの代からの譜代の老臣というべき人物であり、どうも壁画の右の人物はアイにしては幼さを残した面影であると思われてきた。
そして、リーブス氏によれば、この図の幼さの残る右の人物そこがツタンカーメンその人であり、左側の人物こそがネフェルティティ=スメンクカーラー王であるというのである。確かにそれぞれの口元の表現は、ネフェルティティの例の胸像や、とツタンカーメンの黄金のマスクの表現と比較してみると、その描写に写実的なに共通項があるように感じられる。言われてみれば、、、というやつである。
実際のことろ、掘ってみないことには、後ろに空間が続いているかどうかは分からない。
ただ、もしリーブス氏の仮説の通りであるならば、21世紀最大の発見は間違いない。
謎が解ける日が来るのが、楽しみである。
日本の教科書にも載っている胸像像が発見され、美人として有名な彼女ですが、実は彼女は、非常におもしろい。面白いというのは、謎が多いという意味です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3
彼女は、一種の宗教改革、太陽神アテン神の一神教を始めようとしたアクエンアテンの妻であり、またもっとも有名なファラオであるツタンカーメンの義母でもある。
謎というのは、アクエンアテンの次の王、ツタンカーメンの前の王はスメンクカーラー王ということになっているだが、どうもこのスメンクカーラー王が、どうもネフェルティティが王としての即位した際の名前であるらしい仮説があるからだ。
王家の谷のKV55と呼ばれる墓については、従来、このスメンクカーラー王のものでないかと言われていた。その男性のミイラのわりには、左手のみを胸にあてる格好をしており、当初は女性のもとの思われたほどで、各種の壁画等から女性的な描写が目立つスメンクカーラー王のものではないと推測されていたのだが、2010年のDNA鑑定の結果、このKV55の墓の主こそ、ツタンカーメンの父、アクエンアテン、その人であることが証明されたからである。
これは言い換えると、KV55は、スメンクカーラー王の墓ではなかったことが分かったのである。これによって、スメンクカーラーがネフェルティティの王としての即位名であるという説が俄かに説得力を増したのである。
そして英国人考古学者ニコラス・リーブス氏によると、ツタンカーメンの墓 KV62 の壁画の奥に、スメンクカーラー=ネフェルティティの墓が隠されているのでないかとの仮説があるのである。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/122200055/
その壁画(下)は、場面としては、エジプトにて埋葬のために行われるミイラの口開けの儀式の図と言われてる。時代の王が、先代の王が死後の世界にて自身の行いを釈明できるようにそのミイラの口を開けておくそうだ。従来右から2番目の死後埋葬される人物がツタンカーメン、その口をあけようとしている右の人物が次代の王アイと考えられてきたのであるが、実はアイは、アクエンアテンの代からの譜代の老臣というべき人物であり、どうも壁画の右の人物はアイにしては幼さを残した面影であると思われてきた。
そして、リーブス氏によれば、この図の幼さの残る右の人物そこがツタンカーメンその人であり、左側の人物こそがネフェルティティ=スメンクカーラー王であるというのである。確かにそれぞれの口元の表現は、ネフェルティティの例の胸像や、とツタンカーメンの黄金のマスクの表現と比較してみると、その描写に写実的なに共通項があるように感じられる。言われてみれば、、、というやつである。
実際のことろ、掘ってみないことには、後ろに空間が続いているかどうかは分からない。
ただ、もしリーブス氏の仮説の通りであるならば、21世紀最大の発見は間違いない。
謎が解ける日が来るのが、楽しみである。
卧 春 (伝陸游作) 【マメ知識の保管庫】
唐突ですが、今回は南宋・陸游の作と言われる詩を紹介します。
陸游は、南北に分断された宋王朝を嘆く、憂国的な詩をたくさん作った有名な詩人です。
卧 春 (伝陸遊作)
暗梅幽闻花 卧枝伤恨底 遥闻卧似水 易透达春绿
岸似绿 岸似透绿 岸似透黛绿
一見すると、どうも春先の梅林を前に少し感傷的になりながらまどろんでいるような感じの少し陰鬱とした感じの詩なのかなと思ってしまいますが。。。
実は、この詩の面白さは音読したときに初めてわかります。
***
An Mei You Wenhua 俺没有文化 Wo Zhishang Hen Di 我智商很低
Yao Wen Wo Si Shui 要问我是谁 Yi Tou Da Chunlv 一头大蠢驴
An Si lv 俺是驴 An Si Tou Lv 俺是头驴 An Si Tou Dailv 俺是头呆驴
***
これは、現代中国語で読みだすと、最後まで読めないレベルの絶倒ものかと思います。暗 と 俺 の諧音が最高です。「俺」という語感には、農村部のほうの一人称ですね。日本語で言うと「おら」とか「おいら」という感じで語感がぴったりとあっていますね。Shi を Si と発音するところも口語的で面白いです。
***
完全に蛇足ですが、日本語訳は下記の通りです。
おいらには、文化がねぇ、IQもすごい低い。
もし誰かと聞かれたら、おいらは、大バカ者のロバ。
おいらはロバ、おいらはロバ。一頭の大バカ者のロバ。
どうもネット上の笑い話ということで、そもそも陸游は、こんな詩作ってないとか。まぁ、いくらなんでもうまく行き過ぎですね。けど、よく考えたものです。
今後も面白いと思ったことを豆知識の保管庫として、ノート代わりにつけておくことにします。
陸游は、南北に分断された宋王朝を嘆く、憂国的な詩をたくさん作った有名な詩人です。
卧 春 (伝陸遊作)
暗梅幽闻花 卧枝伤恨底 遥闻卧似水 易透达春绿
岸似绿 岸似透绿 岸似透黛绿
一見すると、どうも春先の梅林を前に少し感傷的になりながらまどろんでいるような感じの少し陰鬱とした感じの詩なのかなと思ってしまいますが。。。
実は、この詩の面白さは音読したときに初めてわかります。
***
An Mei You Wenhua 俺没有文化 Wo Zhishang Hen Di 我智商很低
Yao Wen Wo Si Shui 要问我是谁 Yi Tou Da Chunlv 一头大蠢驴
An Si lv 俺是驴 An Si Tou Lv 俺是头驴 An Si Tou Dailv 俺是头呆驴
***
これは、現代中国語で読みだすと、最後まで読めないレベルの絶倒ものかと思います。暗 と 俺 の諧音が最高です。「俺」という語感には、農村部のほうの一人称ですね。日本語で言うと「おら」とか「おいら」という感じで語感がぴったりとあっていますね。Shi を Si と発音するところも口語的で面白いです。
***
完全に蛇足ですが、日本語訳は下記の通りです。
おいらには、文化がねぇ、IQもすごい低い。
もし誰かと聞かれたら、おいらは、大バカ者のロバ。
おいらはロバ、おいらはロバ。一頭の大バカ者のロバ。
どうもネット上の笑い話ということで、そもそも陸游は、こんな詩作ってないとか。まぁ、いくらなんでもうまく行き過ぎですね。けど、よく考えたものです。
今後も面白いと思ったことを豆知識の保管庫として、ノート代わりにつけておくことにします。
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