一つの仮説の書として、なかなかスリリングな本と思います。
もし、本書の通り、「骨猟(ボーン ハンティング)」がホモ・サピエンスへの進化の契機とするなら、なんとなく、我々の食の嗜好にも説明がついてしまう様に思いますね。我々は豚骨や鶏ガラスープが大好きですし、豆腐などのプニプニしたものや、場合によっては少し分解が進んだ肉なんかも大好きです。全部なんか、骨食や屍肉食に通じるところがありますね。ちょっと寒気がしないでもないですが。
さらには、最近流行りの低炭素ダイエット(ロカボ)も同じ流れに位置付けることができます。つまりホモ・サピエンスの食事(ニッチ)としては、穀物食はあくまで副次的なものであって、その副次的なものを主食に据えてしまったから、血糖に問題が出てくるという理解です。
さて、真実のほどは、どうでしょうか?
ともかく、ググってみたらすぐに絶賛に近い書評がズラズラと出てくるほどの本で、それに間違いはないと感じました。非常にスリリングで挑戦的な良心的な仮説の書だとおもいます。
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