2020年12月15日火曜日

【その他】fb投稿について その2

 さて、少し書いたついででもあるし、昨日の続きを更に踏み込んで書いておう。ちょっと生々しいので、今回はFBでは上げないでウェブ日記(ブログ)のみにしておこう。

 私のFBページ運営であるが、それが行き詰まっているのは、その最大の要因が、前回あげたページへの「いいね」とリーチの関係というところが一つ、そしてもう一つが、私の売りたい商材が、私自身の古代史考察をまとめた自作本であるという点だ。本というものは、電子本が出回っていることからわかる通り、究極的な価値は文字情報そのものである。つまり、私の古代史アイデアをあるがままにFBで全て伝えしまっては、自作本そのものについては、もう商材としての価値は無くなっているということになる。この辺、例えば売りたい商材が日本酒であったとすれば、どんなに言葉を尽くして自らの日本酒の良さをFB上で伝えても、日本酒の価値自体は全く毀損しないのと比べると、歴然とした差がある。つまり、私の古代史論考で、1番大切なことは、FBページでは、なんとしても伝えることはできないというジレンマが開始当初から存在するわけだ。

 そいうわけで私が取った方法が、古代史本とは違った形で、それとなく論考に近づけるという方法(奈良の地名から古代史に肉薄する)という方法と、紹介動画を作成するという方法だ。このうち、前者については、そうそう大量に幅広く読者の気を上手く引くようなネタがあるわけでもなし、結局、自作本の中から、一部独立性の高いものを紹介するというところに落ち着いてしまっている。後者の動画という手法も、FBの仕様上かなり厳しいなぁというのが、「接続」の紹介動画をアップしてみての実直な感想だ。もちろん、作った動画を見てもらうための広告費が必要になる問題は存在するが、広告費をいくら積んでも解決しない問題も存在する。それが、FBが基本的に移動時のスマホで暇潰しで見られていることが多いということだ。つまり、動画と言っても、基本的に音無しであるし、FBのスマホアプリの仕様でもデフォルトでミュートということある。

 結局、私の自作本の紹介動画というのは、上述のネタバレをしないという制約もあり、詩的で、情緒的なもので、伴奏さえあれば個人的にはその辺の映画のトレーラーと比べても遜色ないだろうという自信満々のクオリティであるが、特にそれは、フリーミュージックを手がけるISAoさんの音楽によるところが極めて大きいと思う。その中で、やはり音楽がミュートでは、いくらお金をかけてリーチさせても魅力は半減以下だろう。音無しで見る映像はというと、一切の金がかかってないし、素人が適当にiPADのアプリで作っただけのものであるから、率直に言ってかなりショボいし、広告費の枠で作っている「営利企業様」の同様な動画広告と同じ土俵には全然登ることはできないだろう。

 私のこれまでの広告の掛け方というのも、基本的にはページへの「いいね」ではなく、投稿を広くリーチさせて、投稿に「いいね」してもらった人に、ページ自体への再度「いいね」リクエストする方法を使った。そうすることで、「ページにいいねする人=論考に興味を持った人」という等式に少しでも近づくように考えてのことだ。が、これとて、やっぱり投稿自体にいくら論考を盛り込んでも、どうも投稿への「いいね」のつき方も、論考に対してよりは、それに付随にする写真についている様に思えてならないし、実際のところ多分そうなのだ。結局、自分自身のFBとの付き合い方を反省してみたときに切実に感じることだが、結局はそれは「通勤などのちょっとした時間の暇つぶし」であって、FBアプリの構造上も、どんどん上下にスワイプして、目に止まったものに「いいね」を押している人が8割と言ったところなんではないだろうか。所詮暇つぶし、上から下にどんどんスワイプさせるから、いちいち投稿の中身まで見ていないのである。

 まぁ、そういったところで、広告という金銭的側面、商材の制約からくる構造的側面、そしてFBという場のシステム的な側面からも、どれも大きな壁にぶち当たっているというところで、今は、一旦押してダメなら引いてみよう、という気分だということである。

 FBのページに最も合っているのは、実店舗で実物を売る商売だろう。実店舗に来た人にいいねをお願いすれば、少なくとも「いいね」獲得のための広告費は不要になる。本ではなく、現物の何かを売るようにすれば、FB上での「出し惜しみ」みたいなことも必要ではなくなる。折角二年間も小遣いと手間暇をかけたページという無形資産を生かすためにも、今後はページで展開しやすい形態を目指す方向転換のタイミングなのかもしれない。

 というか、古代史に関しては、すでに三冊も書いたので、もう時間とお金と苦労をかけるような価値のある独自論と言えるようなアイデアはとっくに払拭している。敢えてページを運営を継続するにも、新たに更に自作本を作るというのは、そもそも当面無理だ!本を作るのは、脳内にある建築物を両手からタイピングを通じて吐き出すようなもので、私の脳はとっくにカラッポなので、今必要なのは、とにかく脳への充電と、ここまでの三部作を如何にお金をかけずに紹介していくかというところなんだよなぁ〜。

 所詮は日記ということで書きたいことを書いてみた。また何年後かに自分で見て面白ければそれでいいのである。

 PS:結局ここで書いたように、結局FBでも大体の人は映える画像に対してポチポチやっているだけと、しっかり運営に見抜かれたことで、それに特化したインスタがヒットしたわけだ。私なんかは周回遅れもいいところでそれに気づいたわけで、やっぱり目先の効く人が全ドリするのがITという世界なんでしょうね。おっとり者には厳しいわけだ。




2020年12月14日月曜日

【その他】fb投稿について

  さて、どうせ読む人もいないだろうし、FBのページについて思ったことを書いておこう。

 一応、私の古代史論考も「継続」「断絶」「接続」と三部作揃ったことだし、一応は一区切りがついた。自作本の紹介を主たる目的として、FBのページを開始したわけであるが、これは実際のところ、確かに皆に知ってもらうという意味ではある程度成功したわけであるが、FB社という巨大IT企業の上で上手くやられてしまった感がある。

 というのも、元々わかっていることでもあるのだが、FBページというのは、個人でも誰でも作ることができるが、それは何処まで行っても、そもそもが企業広告の場であったということだ。つまり、広告宣伝費を投入しないといけないというである。

 現時点(2020年12月)時点で、私のページは約3000いいねであるが、基本的にページの「いいね」というのは、広告費を投入して金で買うものというのが、率直なところをぶっちゃけた実態だ。ページへの「いいね」の単価というのは、ネット検索すれば出て来るが大体百円から五百円程度の広告をかければ、一つ「いいね」が集まるというところらしい。私のページに関しては、もう少し単価は安いと思うが、それでも2018年にページ運営を初めてから考えると、やっぱり三十万円ほどはかかって3000「いいね」というところであるから、ネット界隈の数字はやはり、当たらずも遠からずといったところだろうか。

 FBは友達申請すれば、友人に自分のページへの「いいね」をリクエストすることができ、友人が五千人まで増やすことができるが、(他人の迷惑を顧みず)なりふり構わずに、それをフル活用すれば、おそらく1500「いいね」ぐらいは、無償で集めることも可能だろう。私の場合は、そこまで徹底することはできず、FBの思惑通り、さっさと広告宣伝費を投入して「いいね」を集める方向に向かった。結果として友人申請のみでは集められないレベルにはなったし、それはそれで、お金をかけての実験としての意義はあったと思う。それに、おそらく友人へのリクエストで1500「いいね」を集めたとしても、結局はそれから先は、私の性格なら広告費を入れていたであろう。一度走り出した思い、名誉欲というか、認知欲求というのは、金銭で解決できるなら安いものと考えてしまうもので、やっぱり、私ならやっていだろう。

 私の場合は、自分の考察をどうしても世に問うて見たいという気持ちが強く、このFBのページ運営という泥濘に嵌りつつある状況なのであるが、特に個人出版がここまでローコストでできるような便利すぎる世の中になった以上(私の場合、製本した本は一部あたりの印刷代しか買っていないので、売れた分もあることだし、三冊出してもほとんどお金はかかっていない)、似たような動機で、広告宣伝としてFBを使ってみようと思う方が居られるとするなら、以下、具体的な数字あげておくので、是非参考にして欲しい。

 自費出版の会社は半分詐欺まがいなところもあり、品良く言っても、筆者の名誉欲を食い物にするものらしく(「フーコーの振り子」は傑作!)、300万とか500万とかいうお金をかけてしまう人も多いというから、なんだかんだ言っても、FB広告がそこまで悪徳であるというわけでは当然ない。ただ、問題は、FBページで「いいね」を集めても、「いいね」をした人全員に情報が届くわけではない点が、やはり個人の小遣いでは、ちょっと厳しいというだけだ。詳しく説明しておこう。

 通常、ページで「いいね」を集めれば、投稿すれば「いいね」してくれた人全員に投稿が表示されそうなものだが、実際はそうではない。現在おそらくそれは、30%に全く届かない数字で体感では20%を軽く切っている。これをリーチ率という。つまり3000「いいね」を集めても、実際には600人程度にしかページの投稿は表示されない。では、残りの2400人に情報を届けるのはどうするか、結局、それすら「広告を打ってください」というのがFBの言い分のようなのだ。つまり、3000人のページに「いいね」をしてくれた人全員に情報を届けるなら、投稿毎に2400人分の広告費の投入が必要ということだ。更にいうと、これから規模を上げていくにつれて、そのハードルはどんどん上がっていくという計算になる。もし、10000「いいね」を集めた場合、20%のリーチ率なら8000人人分の広告費を投入しないと、せっかく「いいね」をしてくれた全員に情報が届けられないということになる。

 では、この2400人とか8000人に投稿を表示させる広告費の目安はどれぐらいかというと、これが安く見積もって、一人約1円なのである(投稿の表示一回をリーチというらしい)。つまり、現状の3000「いいね」の私のページでも、投稿を全員に見てもらうためには、毎回2400円が必要ということだ。実際のところ、これは結構上手くいった場合の話で、不人気になりやすい投稿(簡単にいうと添付した写真が「映えない」投稿)なら、この1リーチは1円で達成できないことも普通にある。2円なら4800円だ。正直、これはかなりキツイ。完全フリーで相当金額の予算を組んでいない限り、途中で放棄せざるを得ないだろう。SNSにはシェアという機能があり、自然と拡散されるというようなこともないとは言えないが、実際、それはかなり厳しいと思う。実際50シェア、100シェアとされたとしても、シェア自体のリーチが、通常投稿よりも相当に伸びない仕様になっているからだ。(FBのアカウントをお持ちなら投稿とシェアで実験してみると良い。その差は歴然だ)

 まぁSNSは、すでに投資回収の段階、マネタイズの段階にあることはなんとなく分かってはいたのだが、実際にこうして(自ら飛び込む形で)企業側の金儲けに巻き込まれてみると、なんとも複雑な気持ちである。それでも3000「いいね」まで集めたおかげで、私の論考というものが、全くの存在しないものではなく、一部の人であったとしても、こうしてお手元に届けることができたのは、FBのお蔭であることも確かではある。

 さておき、今後は、もうちょっと方向性を変えて、地道に論考を世に広めて行きたいと思っている。


【自著紹介】接続としての日本古代史

 西暦239年から西暦478年へ/

その国は/深い森に閉ざされ孤立していたのではなく/ 

例えそれが細く暗い道であろうとも/一本の道で/ツナガッテいる/

空白の時系列/無味乾燥した年表の羅列の中/

無限の草原を地平線へと駆け抜ける/一匹の白馬


それは、、、、


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2021年1月「接続としての日本古代史」を刊行します♪

下記リンクより、予約販売開始しました!!

https://roomofwisdom.thebase.in

ご質問は、お気軽にメッセージにてお問い合わせをお願い致しますm(_ _)m

2020年11月3日火曜日

【自著紹介】平原遺跡と三つの方角

 自作本、「継続としての日本古代史」及び「断絶としての日本古代史」の新装版を発売いたします。小論「平原遺跡と三つの方角」については、収録本の変更を行いましたので、これを機にグーグルドライブにて無償公開させて頂きます。

https://drive.google.com/file/d/16Zaxqtay1zHHKMJsOJKx9ir-QoB-BKGM/view?usp=drivesdk

是非読んでみてください♪

2020年7月23日木曜日

【自著販売】断絶としての日本古代史

ネットSHOPを作りましたので、そちらから自作本の販売を行います!

https://roomofwisdom.thebase.in/

アマゾンでの販売は魅力的ですが、敷居が高いので諦めました(笑)


2020年7月13日月曜日

【自著紹介】継続と断絶

新装版として、継続・断絶の二冊の自著を製本直送さんからご注文できるようになりました。新版からは、図書コードも取りましたので、Amazonでの販売もいつか挑戦したいですね!

<継続としての日本古代史> 製本直リンク
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=186449688

<断絶としての日本古代史> 製本直リンク
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=186449690

それぞれ、立ち読みもできます♪

2020年7月6日月曜日

【自著紹介】断絶としての日本古代史 

7月に自著の第二作目を上梓しましたので、紹介動画のリンクを貼っておきます。
題名は「断絶としての古代史」です。

歴史上の敗者として忘れされた存在、マツロワヌモノから古代史の再現を試みる意欲作です。

-其国、明けに真澄の鏡を奉り
-出雲の地に朱(あか)き稜威を齎さん
-御杖の御子、粗木の宮にて、また神上がりせば
-空満つ美和を永遠に照さん

https://www.youtube.com/watch?v=3A-aN-_GXAs

紹介動画は、我ながら非常によくできましたので、是非ご覧ください。